こんにちは。ブロガーのmiraiです。
今回は仕事に関する記事を書きます。
僕は以前に客先常駐として働くSEの仕事をしていました。
客先常駐とは自社で勤務せずに、別の企業に出向して勤務する働き方です。
客先常駐のSEは避けるべき?SE経験者がメリット・デメリットを解説します。
客先常駐は主に、システム開発を行うエンジニアなどに多く見られる働き方です。
IT業界では客先常駐という働き方は一般的ですが、外の人からみた場合、客先常駐といわれてもなかなかイメージが沸かないと思います。
そこで今回は、IT業界のSE経験者が客先常駐という働き方のメリット・デメリットを解説します。
客先常駐のSEとして働くメリット
メリット1:客先常駐だと、さまざまな業界のITの現場で経験を積むことが出来る
客先常駐のエンジニアは、ずっと1つのプロジェクトで仕事をするわけではありません。
1つのプロジェクトが終われば、また次の現場という形で、出向先が変わるケースが多いです。つまり今は金融系のシステム開発のプロジェクトに参画しているけれど、次は航空系のシステム開発に携わるというケースもあります。
このように色々な業界のIT現場を経験できるのも、客先常駐のメリットです。
メリット2:大手Sierであれば、客先常駐だとしても給与はめちゃくちゃ良い
客先常駐のSEと言っても、大手から中小までさまざまです。
大手Sier(NTTデータ、富士通、日立製作所等)の場合、平均年収は大体約727万円(2020年データ)です。日本人の平均年収が約441万円のため、大手Sierの場合は大きく上回っています。
大学生の就職先でこのあたりの企業が人気なのは、平均年収が高いからでしょう。
とにかくSEになって稼ぎたいという希望の方には、Sierは向いているかもしれません(大手の場合ですが・・)。
メリット3:客先常駐として色々な現場で仕事をすることで、人脈が広がる
客先常駐として働くと、さまざまな会社のエンジニアの方と知り合うことができます。
自社勤務だと、いつも固定のメンバーと仕事をするため、人脈はなかなか広がっていきません。
客先常駐のSEとして色々な現場で働き、人脈が広がることで、将来独立したいと思った時や転職活動の際に、役に立つかもしれません。
メリット4:客先常駐では幅広い技術を身につけられる可能性がある
ITの現場では、現場ごとに使われている技術やノウハウが異なってきます。
つまり色々な現場で仕事をすることで、様々な技術やスキルを身につけられる可能性があります。
前の現場ではJavaを使っていたが、今の現場ではPHPを使って開発をしているといった形で、自分の持っているスキルを仕事の経験によって広げていくことが出来るかもしれません。
ここまで客先常駐のメリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットも存在します。
客先常駐のメリットとデメリットは、裏表の関係にあるといえます。
客先常駐のSEとして働くデメリット
デメリット1:客先常駐のSEが、現場で良い経験を積めるかは運次第
客先常駐のSEが、現場で良い経験を積めるかは運次第といえます。
特にエンジニア初心者の方は、せっかくプログラミングを学び現場に入ったとしても、最初はテスト作業メインで仕事をさせられるかもしれません。
よく10年以上のエンジニア経験があるにも関わらず、コードが書けない・読めないといった客先常駐のエンジニアが存在するのも事実です。
デメリット2:客先常駐のSEは給料が上がりづらい
客先常駐のSEとして働く場合は、給料が上がりづらい(大手のSierでもない限り)ことが多いです。
いくら技術的に優れたスキルを持っていたとしても、マネジメントが出来ないから昇進させないといった規則がある会社もあります。
以前僕が働いてたSier企業は、資格(基本情報技術者試験等)を取得しないと昇進させないといった規定がある会社でした。
デメリット3:特定のスキルを磨きづらい
先ほど客先常駐のメリットでも触れましたが、色々な現場を渡り歩くことで、さまざまな技術やスキルを身に着けることができるかもしれません。
一方で、特定の専門性の高いスキルを、磨いて伸ばしていきたいといった場合には、その希望が客先常駐という働き方では叶えられないかもしれません。
もしあなたが「俺はPHPをメインにエンジニアとしてスキルアップしていきたい」という希望があれば、客先常駐のSEではなくWeb系企業で働くことをお勧めします。
まとめ:客先常駐のSEは出来れば避けたほうがよい(大手Sierは例外)
今回客先常駐のメリット・デメリットをお伝えしましたが、経験者である僕の意見では、客先常駐でSEとして働くことは出来れば避けた方がよいと思います(大手Sierであれば、給与が高いので話は別)。
特にエンジニアとしてしっかりと技術やスキルを向上していきたい方は、自社内開発を行っている会社に入って経験を積むことをお勧めします。
エンジニアとしての人生を後悔しないように、頑張っていきましょう。
ではまた!
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